腰痛で苦しんでいる友人の誘いで明治神宮にお祓いに行ってきた。
腰痛なんだから、腹筋を鍛えるとか、姿勢を意識的に気をつけるとか、
医学的、科学的な方向で改善を目指した方が良いと思うのだけど、
彼の実家でも、霊的なものに原因をみているようで、
盛り塩とか、氏神様にお参りとか、
ちょっとどうなのか、と疑問に思う方向での改善を進めているよう。
僕としては そういう効能に対して疑問を持っているけども、少し興味もあったので付いて行った。
お祓いの流れ
メトロの明治神宮前駅から入り口はすぐだったけど、そこからが結構遠い。
夕方、大分と鬱蒼とした感じになった中、かなり歩いたと思う。
受付で何かを記入するらしい事は、事前にネットで調べていたので、受付をまず探す。
「お祓いはこちら」みたいな看板を発見。
近代的で立派な建物。自動ドア。
巫女さんに確認。
いろいろある用紙の中から、厄除け用に記入する。
住所と氏名に、ひらがなでふりがなを書く。「ひらがな」でとしつこい感じに説明してある。
少し気になったが、後で理由が分かった。
お祓いは30分おきに行われているようで、
その時間までに申し込んだ人が一緒になって、お祓いを受ける。
記入した用紙を巫女さんに渡す。厄年の確認をして、お祓いの内容を決めていく。
費用というか、お布施は5000円から、1万円を超えると、お札に名前を書いてもらえるらしい。
上限はいくらだったか、結構するものだと思った。
友人は金のない中、1万円、僕は取りあえず5000円。
待合スペースは少し階段を上がるようになっていて、
そこの神主さんのような人に申し込み用紙を渡す。
ちょうど時間だったので、お祓いの会場に案内される。
かなり広いスペース。何百人も一気に入れそうな広さ。
(帰りにもらったパンフレットでは800人まで入れるみたい。)
でも、今回はすでに3名、計5名でのお祓い。
神棚というのか、舞台というのか、そこには大きな太鼓とか、いろいろそれっぽいものが配置されている。
男性一人がイイ声で開始を告げる。最初に、「お祓い棒」でお祓いされる。
その際、頭を垂れるように言われたようだけど、よく聞こえず、周囲をみて、真似をする。
巫女さん登場。かなりのコスプレ、と思うほどの衣装。
何かを備える。動きは、こういう場に相応した仰々しい感じ。
神主さんか、他の人とは少し違った上級職のような人が登場。
これまた仰々しい感じで神棚に向かう。
ここでお参りなのか、イイ声で始まる。
神様にお祓いをお願いする文言の中で、参加者の住所と氏名が呼ばれる。
申し込み用紙に記入したふりがなの理由に納得する。
お参りが終わると、巫女さん×2と一般職的な男性が3名ほど登場する。
太鼓の前に座り、笛の準備をする。
舞台の照明が上がる。
太鼓、笛の音と共に、巫女さんの舞が始まる。
ひと通りの舞が終わると、一般職の人が、こちらに二礼二拍手一礼を促す。
全員で一緒に行う。
儀式は以上で終了。
帰り際に、御札と粗品をもらう。
家で確認すると、羊羹、お神酒。お布施が大きいと、盃が付いてきたり、羊羹が大きかったりする。
外に出ると、かなり暗くなっていた。
閉門の時間のよう。
絵馬を眺めていると、警備員さんに声をかけられ、仕方なく引き上げる。
絵馬の内容、結構面白い。不謹慎かも知れないけど。
とりあえず、お祓いの流れはこんな感じ。
5000円は痛かったけども、意外と考える事があったので、
次回にそれをまとめてみようと思う。
2019/10/20追記:
次回とは…。
10年近くが経ち、すでに下書きのメモ書きの意図が分からなくなっている…。
以下、そのコピペ。
お祓いを受けて
友人の腰痛を治めるために明治神宮にお祓いに行ってきたわけだけど、
効能は置いておいて、お祓いという儀式自体を受けて、
勝手に思ったことをつらつら書いてみる。
価格帯について
お賽銭でもそうなのだが、神社に対してお金を納める事について、
価格帯の理由について、不思議に思った。
一般市民としては、結構高く設定されているように感じた。
価格が高いと、やっぱり効果を期待してしまう。
ましてや、5000円と1万円で、御札に名前を書いてもらえるというオプションが付くと、
ありがたみというか、自分に対しての効果が大きくなるように感じる。
お賽銭も大きなお願いの時は、奮発してしまう事がある。
お金をある程度払っているんだから、何か良い事があるはず、あってほしいという、
心情を、上手く使っているなぁ、と感じた。
舞台芸術としてのお祓い
気持ち
振付の意味
最初に考えついた人
何をもってこういう形式になったのか
霊的な存在
2次元に対する3次元のように、4次元は認識できない。
ソフト的な存在
自分の意識とは
2019/10/20の追記ここまで。
2010-11-19
2010-11-05
『レッドライン』を観てきた
7年かけた作画に見合うだけのドラマが欲しかった…
小池健さんの初映画監督作品『レッドライン』を観てきました。小池さんと言えば、『パーティ7』のOPアニメやスマアニメ3本、『アニマトリックス』の『ワールドレコード』が有名なところですよね。分かりやすい画と独特な構図で、でも、気持ちいい動き。どれも短編ですが、作画のテンションは非常に高くて、注目のアニメーターでした。
高いテンションの映像だけど…
入場が遅くなったせいで、導入を見れずに多少イライラしながら、椅子に座ってしばらくして始まった冒頭のレースシーン、段々とテンションが上がってきます。小池さんらしい感じの動きで、ブースター(?)が入った辺りからトランスチックな音楽も相まって、盛り上がって来ます。金田伊功さんとも、板野サーカスとも、また違った動きの気持よさ、ミサイルもカッコよく、これを求めていたのだよ、内心ニヤケながら画面に食い入っていました。ただ、今石洋之さんらしい動きも散見しましたが、どうも今石さんの動きは、ちょっと違う感じがしています。これは好みでしょうが…。
ドラマのなさ
冒頭レースが終了し、一息つくと、色々とトーンダウンします。次の本チャンレースまでのしばしの休息的なドラマシーンが続きますが、これがどうも入っていけない。JPとソノシーの絡み、JPとメカニックの絡み、ロボワールドの動き、その他出場レーサーの紹介。とりあえず、繋げましたという感覚で、どれも深みを感じられず。話として、ここで説得力が出なかったからでしょうか、最後のレースにもイマイチ乗れない。最後のレースも個々のカットをみれば、よく動いているのですが、繋がりが上手くいっていないようでした。テンポは悪くないのですが、カットが飛びすぎているように感じました。ファンキーボーイやボルトンも結局、どうなったのか、説明がないまま。
脚本が悪いのか
こういう説明の曖昧さや説得力の無さは、脚本がしっかりしていないからなんじゃないかと思っています。スタッフロールを見ると、「構成 榎戸洋司」、「脚本 石井克人 榎戸洋司 櫻井圭記」となっています。これまでの作品を思い返せば、榎戸さん、櫻井さん共に、実績があると見えます。ただ、各人がどの程度絡んでいるのか、最終的に誰がどの程度手を入れているのか、そこなのかな、と。おそらくは石井さんが取りまとめているように感じますが…。
石井克人的なキャラクター
「© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会」となっていることもそうですし、「企画原案 石井克人」、「原作・クリエイティブディレクター 石井克人」、「音響監督 石井克人」と石井さんづくしです。確かに、冒頭の子供と父親のやり取りのウザさ、泣いている軍人デイズナ弟とか(殺し屋1か!)、スーパーボインズとか、観ていて痛いキャラクターが結構います。トラヴァとか言われても、知っている人はかなり少数なんじゃないでしょうか。僕の知らないスターシステムが他にも採用されているようにも見えます。
こういうキャラクター設定を面白いと感じられれば、映画自体も楽しめると思います。ただ、やはり、奇を狙ったキャラクターはよっぽどでない限り、作品の中で生きないと思います。石井さんが監督された過去の作品は幾つか観ていますが、似た様な感想を持ちました。オフビートな笑い、なんて言っていたように記憶しています。ですが、僕にはハズしていると感じました。
それともう一つ、何処かのネット記事で、「音響は石井さんにお任せしました」との小池監督のコメント読みました。声の演出、演技もキャラクターを深める意味で大切な要素です。声の演技は、全身を使った演技とまた違ったものです。有名な俳優が声優をやっても、何か違和感を感じるのは、その差を埋められていない場合でしょう。声優は声だけゆえに、その技術は演じ手のオーラだけでは誤魔化せないものかと思います。JP役の木村拓哉さんにしても、フリスビー役の浅野忠信さんにしても、今回の演技は不満が残るものでした。そうならない様に演出側で何か出来なかったのかなぁ、とも思います。
最後のダサさ
キャラクターに対して、引っかかりが多かった中、これは個人的な好みかも知れませんが、ヒロインのソノシーは魅力的に写りました。声を演じた蒼井優さんには違和感を感じなく、絵柄もかわいい上に、風呂上りのリラックスシーンもあって、彼女には満足しました。
途中、JPの回想シーンで少しずつソノシーへの想いが見えるくだりは、深みが無いものの、悪くないなぁ、と思いました。が、JPと同乗して以降の、ベタベタした感じはいただけません。そして、エンディング直前のお約束的なカットとキャプション…。映画は最後のシーンでその作品自体の印象が決まってしまうのに、スタイルリッシュなオープニングタイトルに対して、非常に残念なラストカットでした。
バランスの悪さ
期待が大きかったので、見終わって直後は、少し落ち込んでしまいました。7年という時間を聞いていたので、余計にそう思ったのかも知れません。鑑賞してから、少し経ちます。なぜ、こうなっているのか、少し考えてみました。一言で言えば、バランスの悪さなんだろうと思います。話の薄い密度の割にキャラクターの数が多い事や、本筋のレースを派手にしたい作者の気持ちに対してその必然性が薄かったり、キャラクターの濃さに対して、それが上手くストーリーに生きていなかったり説得力がなかったり、レースシーンの作画の密度に対してドラマの薄さとか。力をかけている部分と、安直にやっているように見える部分が、はっきりと見えてしまうと、こうなってしまうのかな、と思います。
音楽のカッコ良さ
作画のテンションはレースシーンになると格段に上がります。が、激しく動く作画に合っている「音楽 ジェイムス下地」がテンション上げに非常に大きく寄与していると感じます。予告編を初めて観た時に、映像もさることながら、音楽が良いなと思いました。トランスというのか、ちょっとオシャれな感じの音楽。リズムを少しずつ上げていく高揚感。後半のレースシーンでは、映像とのシンクロ率が下がって、というか、映像側の統一感が崩れてしまって、冒頭レースほどに乗れなかったのですが、サントラは単体CDでも買いかと思います。
『走る男』なのか
映画の終盤、チャンピオンとのタイマンシーンがあります。チャンピオンのマシンヘッドやJPのスピードの限界を超える、という感じの表現が川尻善昭監督の『迷宮物件』の『走る男』に似ているな、と感じました。こちらはレースやスピードをストイックな感じに表現しています。ストーリー的には良く見えない部分もあります。しかし、スピードを求める男の狂気が燃える車に上手く表現されていて、印象に残るものでした。何処かのインタビューで小池監督は川尻さんの名前を何度か出しています。ひょっとすると、少しは意識されているのかな、と思ったりもします。
注力すべし?
しかし、今回は色々とまとめきれずにバランスを欠いた作品になってしまったようです。キャラクターの数も減らし、ストーリーも散漫にならないように、メインストーリーに絞って、深みを出して欲しかった。作画に対する情熱を脚本や演出にも分けて頂きたかった。稀有な才能、でも、それが作品に生きるようにして欲しい。金田伊功さんが『バース』を監督した後、ジブリに移った事について、ご自身の作画を生かせる演出を求めた、と仰っと聞いたことがあります。小池さんにとっての石井さんが、金田さんにとっての宮崎さんと言えるのか、演出として学べるものがあったのか、悲観的になってしまいます。
でも、期待しちゃいます
国内での興行結果もですが、海外での評価によって、次の可能性が高くなるかも知れないです。むしろ、海外受けしちゃうかも知れません。次、期待したいです。また、7年とか、8年とか、かかってしまうかも知れませんが…w
ちょっと映画館の事も
観たのは映画の日で、ヒューマントラストシネマ渋谷にて。この映画館初めてだったのですが、人通りの少し落ち着いた場所にあって、ビル自体もオシャレで、好きな感じです。これまで何度か通りは通っていましたが、気づいていませんでした…w。でも、同じビルのテナントも良い感じで、特に、『factory OUTLET』はもっと人が集まっても良いのに、と思うぐらいセンス良さ気な雑貨が沢山ありました。
そんな風に周囲が見れたのも映画終了後で、何だかんだのバタバタで、結局、映画館では最初の数分が観れませんでした。後日、偶然ツタヤで無料のプロモーションDVDを発見して、それでフォロー出来たと思っていますが。
広告ですいません。サントラはいい出来のようです。たぶん、僕も買います。どこかで試聴が出来るといいんですけどね…。
2010-11-02
佐藤雅彦ディレクション
『”これも自分と認めざるをえない”展』 を体験してきた
その3
前回の続き。
展示会自体も明日で終り、だったかな。最終週は開館時間を延長されたようですね。こういう内容のブログは展示会が始まった時の方が良いとも思ういつつ、でも一方で、恒久的に残りうるとも考えていて、どこかの誰かが参考になり、何かになり、してくれたらなぁ、と期待している訳ですが、さて、どうでしょうか。
ま、中途半端になってしまうのも何なので、とりあえず。
展示会自体も明日で終り、だったかな。最終週は開館時間を延長されたようですね。こういう内容のブログは展示会が始まった時の方が良いとも思ういつつ、でも一方で、恒久的に残りうるとも考えていて、どこかの誰かが参考になり、何かになり、してくれたらなぁ、と期待している訳ですが、さて、どうでしょうか。
ま、中途半端になってしまうのも何なので、とりあえず。
16.After Image
大きな写真が2枚。右手の手首から肘までの間がなくなっている初老の方。手首から先の姿勢が2枚では少し違っている。
力のある写真だと感じました。モデルになっている方は肘から先を事故で欠損されてしまったそうです。その方にインタビューをして、幻肢がどのような状態なのかを聞き取り、CGにて後から合成をしているそうです。ただ合成して、欠損部分全てをCGで再現するのではなく、手首から先のみを再現していることで、初見の違和感だけでなく、モデルさんの視線の強さも相まって、語りかけられるように感じました。あまり立ち止まってみている観客がいなかった事が少し残念でした。
大きな写真が2枚。右手の手首から肘までの間がなくなっている初老の方。手首から先の姿勢が2枚では少し違っている。
力のある写真だと感じました。モデルになっている方は肘から先を事故で欠損されてしまったそうです。その方にインタビューをして、幻肢がどのような状態なのかを聞き取り、CGにて後から合成をしているそうです。ただ合成して、欠損部分全てをCGで再現するのではなく、手首から先のみを再現していることで、初見の違和感だけでなく、モデルさんの視線の強さも相まって、語りかけられるように感じました。あまり立ち止まってみている観客がいなかった事が少し残念でした。
17.Home of the Heart I
床面が4mぐらいの四方でコンクリートがむき出しになっている。そして、その中心に、いくつかの穴の開いた直方体のコンクリートの塊が置かれている。一見するとコンクリートだが、穴の位置や大きさ、表面の状態などと観察すると、人間の胴体を抜き取った形状になっている。
前の『After Image』と同じく、あまり人が注目していなかったように思います。どちらも佐藤さんの名前が制作者に入っていないので、雰囲気が他ものとかなり違うようです。しかし、これもよくよく見ていると、どうやって作ったのかな、とか、型取りしている風景を想像してクスリとしたり、とか、考えを巡らせていくと面白い作品だと思います。いつもは表面として意識している体が内面になってしまうと、分からないものですね。
18.2048
透過性のスクリーンの前に、小さい机。指揮者が使うような大きさ。そこに覗き窓。音声にしたがって覗き込むと、認識しましたとの音声。すると、スクリーンに映し出される眼のような同心円。円は01の列。音声の指示で、机に設置された黒板消しで、スクリーンをなぞると、消える01の同心円。音声で、「しかし、まだ、あなたです」というようなアナウンス。もっと消していくと、「もうあなたではありません」と音声。入場前に登録した虹彩の情報を使ったインスタレーション。
虹彩情報というのは、日々の体調によって実は変わっているそうです。しかし、個人認証としては、その体調による振れ幅を吸収してしまうほどに情報量が多く、多少の欠損があっても個人認証が出来るそうです。スクリーンに映し出された01の列は、おそらく虹彩情報から生成した01列だと思うのですが、思った以上に消しても大丈夫なことに驚きました。生体情報の特に強い情報量をもっている虹彩を使って、まさに、その強さを明示的に表現したものでした。
前の『After Image』と同じく、あまり人が注目していなかったように思います。どちらも佐藤さんの名前が制作者に入っていないので、雰囲気が他ものとかなり違うようです。しかし、これもよくよく見ていると、どうやって作ったのかな、とか、型取りしている風景を想像してクスリとしたり、とか、考えを巡らせていくと面白い作品だと思います。いつもは表面として意識している体が内面になってしまうと、分からないものですね。
18.2048
透過性のスクリーンの前に、小さい机。指揮者が使うような大きさ。そこに覗き窓。音声にしたがって覗き込むと、認識しましたとの音声。すると、スクリーンに映し出される眼のような同心円。円は01の列。音声の指示で、机に設置された黒板消しで、スクリーンをなぞると、消える01の同心円。音声で、「しかし、まだ、あなたです」というようなアナウンス。もっと消していくと、「もうあなたではありません」と音声。入場前に登録した虹彩の情報を使ったインスタレーション。
虹彩情報というのは、日々の体調によって実は変わっているそうです。しかし、個人認証としては、その体調による振れ幅を吸収してしまうほどに情報量が多く、多少の欠損があっても個人認証が出来るそうです。スクリーンに映し出された01の列は、おそらく虹彩情報から生成した01列だと思うのですが、思った以上に消しても大丈夫なことに驚きました。生体情報の特に強い情報量をもっている虹彩を使って、まさに、その強さを明示的に表現したものでした。
19.MICHELLE: FIND THIS MAN
順路通路の途中、真中に、江戸時代の掲示板のように写真のような、写実的な、外国人の顔が貼り出されている。キャプションに「FIND THIS MAN」とある。
解説を見て、面白さが分かった作品でした。作品の肝となる顔は、実は切り貼りで作ったコラージュ。そして、各部品は、凶悪犯罪を起こした犯人の要素らしいです。それらを組み合わせて、最強な犯罪者を作っているそうですが、実際には、その顔の人間は存在しない。凶悪犯罪者というイメージが強調されて、レッテルのような顔になっているけれども、実際には存在しない。そんな顔のミシェルを探せ、と言っている。現代芸術的ですが、こういうの好きです。しかし、皆さん見事にスルーされていました。大竹伸朗というだけでも、足を止めても良いと思うですが…。
20.トポグラフィカル・アナロジー
白黒の写真が4枚。どれも解体前の建物の壁やカーテンを写したものらしい。傷やほころびなど、日常的に使われていた感じが残っている。
遠目から見ていると、鉛筆のデッサンっぽく見えていたのですが、写真とのこと。まっ更な状態ではなく、使われていく中で付いていく汚れや傷、そこからそこでの生活を思い浮かべて、という作品らしいのですが、いまいちピンと来ませんでした。確かに、どういうように使われているかが、その結果から分かるというのは、そうなのですが、僕には面白みを見いだせませんでした。
解説を見て、面白さが分かった作品でした。作品の肝となる顔は、実は切り貼りで作ったコラージュ。そして、各部品は、凶悪犯罪を起こした犯人の要素らしいです。それらを組み合わせて、最強な犯罪者を作っているそうですが、実際には、その顔の人間は存在しない。凶悪犯罪者というイメージが強調されて、レッテルのような顔になっているけれども、実際には存在しない。そんな顔のミシェルを探せ、と言っている。現代芸術的ですが、こういうの好きです。しかし、皆さん見事にスルーされていました。大竹伸朗というだけでも、足を止めても良いと思うですが…。
20.トポグラフィカル・アナロジー
白黒の写真が4枚。どれも解体前の建物の壁やカーテンを写したものらしい。傷やほころびなど、日常的に使われていた感じが残っている。
遠目から見ていると、鉛筆のデッサンっぽく見えていたのですが、写真とのこと。まっ更な状態ではなく、使われていく中で付いていく汚れや傷、そこからそこでの生活を思い浮かべて、という作品らしいのですが、いまいちピンと来ませんでした。確かに、どういうように使われているかが、その結果から分かるというのは、そうなのですが、僕には面白みを見いだせませんでした。
21.新しい過去
タッチパネルで名前と好きな食べ物を平仮名で入力する。そのタッチパネルの奥に、古い感じの机と椅子がある。机の上には、テープレコーダ。椅子に座ると、スイッチがガチャ!と入って、巻き戻し。再びガチャ!で再生。幼い子供の声で、自分の名前や好きな食べ物を使った音声日記。
整理券などなく、とりあえず人が並んでいました。1時間ぐらい待ちました。作品名にあるように、自分が経験していない過去を聞かされて、さて、どうか、というものですが、自分の名前が呼ばれても、これはあまりグッと来ず。自分の声や映像が使われていれば、かなり印象は違ったかも知れませんが、それは技術的に難しそう。
タッチパネルで名前と好きな食べ物を平仮名で入力する。そのタッチパネルの奥に、古い感じの机と椅子がある。机の上には、テープレコーダ。椅子に座ると、スイッチがガチャ!と入って、巻き戻し。再びガチャ!で再生。幼い子供の声で、自分の名前や好きな食べ物を使った音声日記。
整理券などなく、とりあえず人が並んでいました。1時間ぐらい待ちました。作品名にあるように、自分が経験していない過去を聞かされて、さて、どうか、というものですが、自分の名前が呼ばれても、これはあまりグッと来ず。自分の声や映像が使われていれば、かなり印象は違ったかも知れませんが、それは技術的に難しそう。
22.佐藤雅彦さんに手紙を書こう
タブレットの上に紙をおいて、ひらがなだけで佐藤雅彦さんに手紙を書きます。原稿用紙一枚ぐらいの量。キャリブレーションのような、チェックマークを書いたり、ペンの置き位置に注意したり。書き終わったら、ポストに投函する。そして、帰りの出口前に、佐藤さんからの返信が届いている。
これも見事にヤラれた作品でした。タブレットを使っている時点で分かる人には分かると思うのですが、実際にペンで紙に字を書き、それが目の前にあること。そして、実際にポストに投函する。この二つの作業が、返信に対して、勝手なイメージを作っていました。説明員の人に、「本当にすぐに返事が来るんですか?」と聞いてしまいました。行為と結果の連続性というか、自分の行為から結果を想像する際、今回は見事にミスリードしていて、ヤラれた感満載でした。手品と同じですよね。視点や注目をそらす方法。
とりあえず、まとめらしきもの
個々の感想は皆んなそれぞれ、違うのでしょうが、キュレーターや佐藤さん自身の解説を聞きながら体験できるとまた違った印象になると思います。よく、「作品の解説はしません、鑑賞した人それぞれで感じてもらえれば」なんていう方もいらっしゃいますが、僕のように感度が弱い人にとっては、解説があった方が楽しめるだろうし、そこからの深みも出てくると思います。特別講義を受けても感じましたが、佐藤さんは非常にサービス精神の旺盛な方なのでしょう。それなりに観客に納得してもらいつつ、でも、いじわるな部分もあったり、そこもサービスなのかも知れませんが。海外の方が鑑賞され、感想を知人の方に「スマート」とおっしゃっていたのが耳に入りました。まさに、スマートな展示会で、それなりに、スマートに鑑賞して、面白みや楽しさに深みが出る展示会だったと思います。
これも見事にヤラれた作品でした。タブレットを使っている時点で分かる人には分かると思うのですが、実際にペンで紙に字を書き、それが目の前にあること。そして、実際にポストに投函する。この二つの作業が、返信に対して、勝手なイメージを作っていました。説明員の人に、「本当にすぐに返事が来るんですか?」と聞いてしまいました。行為と結果の連続性というか、自分の行為から結果を想像する際、今回は見事にミスリードしていて、ヤラれた感満載でした。手品と同じですよね。視点や注目をそらす方法。
とりあえず、まとめらしきもの
個々の感想は皆んなそれぞれ、違うのでしょうが、キュレーターや佐藤さん自身の解説を聞きながら体験できるとまた違った印象になると思います。よく、「作品の解説はしません、鑑賞した人それぞれで感じてもらえれば」なんていう方もいらっしゃいますが、僕のように感度が弱い人にとっては、解説があった方が楽しめるだろうし、そこからの深みも出てくると思います。特別講義を受けても感じましたが、佐藤さんは非常にサービス精神の旺盛な方なのでしょう。それなりに観客に納得してもらいつつ、でも、いじわるな部分もあったり、そこもサービスなのかも知れませんが。海外の方が鑑賞され、感想を知人の方に「スマート」とおっしゃっていたのが耳に入りました。まさに、スマートな展示会で、それなりに、スマートに鑑賞して、面白みや楽しさに深みが出る展示会だったと思います。
2010-10-29
twitterへのブログ更新の投稿方法:テストを兼ねて
ブログの更新情報をtwitterに流したいなぁ、と思って検索。
幾つかヒットした内、以下のエントリーが良さそうだったので、
早速、設定してみました。
クリボウの Blogger Tips: ブログの更新情報を Twitter に流してくれる Twitterfeedこういった情報を最初に流してくれる方々には、本当に感謝しないと。
2010-10-28
佐藤雅彦ディレクション
『”これも自分と認めざるをえない”展』 を体験してきた
その2
壁に穴が空いていて、その穴を覗くと夏の浜辺の写真が見える。水着の人が沢山いる。覗いている時には、何らよく分からないが、見終わって、他の人が穴を覗いている様子を見て、納得するインスタレーション。作品の内容を知らないで、体験して欲しい作品です。
誰もいないときに、並ばず体験できる、と、覗いてみましたが、その段階ではよく分かりませんでした。何だコレ、と思い少し離れて、他の方が覗いている様子を見て、納得でした。これは考えようによっては非常に恥ずかしい。普段、誰かと話している時も、相手の視線で、自分の髪型を気にされているかな、とか、後ろで何か起こったのかな、とか、どこを見ているかで、その人の思考とか、意識の断片が分かることがありますが、この作品は直に自分の視線を周囲にさらけ出してしまうので、知らずに覗いた後で、答えが分かると、ヤラれた感と恥ずかしい気持ちが出てきました。
8.Outline to go
スクリーンからロープが出ている。スクリーンの前に経つと自分の輪郭がスクリーンに投影される。ロープを引っ張ると、毛糸のセーターをほぐしていくように、連動して輪郭線が引き出されたかのように消えて行く。輪郭線を引っ張り切ると、輪郭線の長さが表示される。そんなインスタレーション。
少し奥まった場所にあるので、スルーされていましたが、気持ちいい感覚の作品でした。感覚的には、輪郭線が本当にロープのように思えて、毛糸のセーターをほぐしている時の気持よさを感じます。また、スクリーンへの輪郭線の写り方によって、意外と長さが変わることも少し驚きでした。
9.lost property わすれもの
普通のドアがあり、横に小型のライトも置いてある。その特殊な光をだすライトで、ドアを照らして走査すると、模様のようなものが見つかる。空き巣の証拠や照合に使う耳の跡らしい。警察からの出展のよう。インスタレーションになるのかな。
この光がどういうもので、どの体液を検出しているのかは、分かりませんが、こういう証拠集めもされている事を始めて知りました。また、耳の跡で個人を特定できるという事、そして、そういう研究もされていたのだなぁ、と。地味な作品ですが、話の小ネタとして、面白いと思います。
10.休憩所
テレビと長椅子がおいてあり、テレビには誰かの生涯を追ったドキュメンタリーのような映像が流れている。一見、普通の休憩所のように見えるが、会場の最後の方でネタばらし。監視されているということと、気を抜いた時の自分の態度が映像化されている。
これは初見で気づく人は殆どいないと思います。手足を伸ばして、休憩していると、「何?あの人、態度デカイ」と裏で指をさされています。少しやらしさを感じますが、嫌いではないです。今回の展示方法、それ自体も面白いのですが、ネタばらしの映像に使われている映像も、幾何学的な気持よさがあります。
パーソナルスペースのようなものを画面に表示して、他人との距離に応じて、スペースの形状を変えていくアルゴリズムは同じだと思うのですが、動きを伴う場合、スペース境界線の変化が気持ちいい。映像としての楽しさもありますが、個人のパーソナルスペースの情報を加えられると、もっと別な感じ方になると思います。脳波で自動的にスペースを設定する事も出来るかも知れません。ARアプリにも応用できそうな気がします。映像表現に留まらず、その先の応用というか、ネタツールにもなりそうです。
人の認識は天井のカメラを使っているようですが、単純な色認識ではなく、赤外線カメラを使っているのかな、と見ましたが、さて。
11.ふるまいに宿る属性
入場前に登録した腕の動きを再現すると、自分もしくは、自分に近い動き方をした方の名前がスクリーンに投影される。
単純に凄いと思いました。何気なく腕を動かすと、本当に自分の名前が出てきました。逆に、意識して、違った動きにすると、名前は出てこず。こういう研究をされている人も要るのだなぁ、と、そして、その検出がそれなりに出来る、というのはスゴいなぁ、と。
腕の動きを検出する際、リモコンのようなものをもって、腕を動かすのですが、どういったセンサーを使っているのか、その検出情報から何を抽出しているのか、そういう技術的な面でも興味を覚えました。KDDIの研究所が参加していて、研究らしいなぁ、と思う反面、どこに応用を考えているのだろうか。
単純に凄いと思いました。何気なく腕を動かすと、本当に自分の名前が出てきました。逆に、意識して、違った動きにすると、名前は出てこず。こういう研究をされている人も要るのだなぁ、と、そして、その検出がそれなりに出来る、というのはスゴいなぁ、と。
腕の動きを検出する際、リモコンのようなものをもって、腕を動かすのですが、どういったセンサーを使っているのか、その検出情報から何を抽出しているのか、そういう技術的な面でも興味を覚えました。KDDIの研究所が参加していて、研究らしいなぁ、と思う反面、どこに応用を考えているのだろうか。
12.頭の中の散らばり方
著名な方のパソコンのデスクトップをそのまま再現しての静的な展示。
パソコンのデスクトップって、その人の整理の仕方や人柄のようなものが見えて楽しいです。また、精神状態も反映しているかも知れません。忙しいと、連番の「新しいフォルダ」や「tmp」フォルダがたくさんあったりして。この展示も、何となく言われてみると、そんな雰囲気を持っているように感じました。使っているパソコンもフォローしているのかな。
著名な方のパソコンのデスクトップをそのまま再現しての静的な展示。
パソコンのデスクトップって、その人の整理の仕方や人柄のようなものが見えて楽しいです。また、精神状態も反映しているかも知れません。忙しいと、連番の「新しいフォルダ」や「tmp」フォルダがたくさんあったりして。この展示も、何となく言われてみると、そんな雰囲気を持っているように感じました。使っているパソコンもフォローしているのかな。
13.金魚が先か、自分が先か
解説や事前知識なしで体験して欲しい作品。部屋に一人で入る。洗面所のような内装。目に付く鏡。鏡に写っている金魚。でも何か違和感がある。何だ?というような作品。
これはタイトルからして、まさにそう。解説文の中にも少し書いてあったけど、実際に体験してみて、ほう…、となります。映画なんかでも、たまにこういう描写があるのですが、意外と違和感を感じない。不自然な事なのに、別なところに意識が行くと、脳内でフィルターがかかってしまうのかもしてません。仮に、金魚がいなかったら…。注意をそらす何かがあること。視線誘導で、本質的な物事から、思考をそらしてしまう。見えていること、今回は、逆に、見えていないこと、でしたが、センサーとなる眼ではなく、実は脳が行っているんだな、と改めて思いました。
しかし、この展示、地震が来たり、イタズラされたりしちゃうと致命的になるかも知れませんし、その設置は、かなり大変だっただろうな、と想像します。
以下の作品は、また後ほど。
解説や事前知識なしで体験して欲しい作品。部屋に一人で入る。洗面所のような内装。目に付く鏡。鏡に写っている金魚。でも何か違和感がある。何だ?というような作品。
これはタイトルからして、まさにそう。解説文の中にも少し書いてあったけど、実際に体験してみて、ほう…、となります。映画なんかでも、たまにこういう描写があるのですが、意外と違和感を感じない。不自然な事なのに、別なところに意識が行くと、脳内でフィルターがかかってしまうのかもしてません。仮に、金魚がいなかったら…。注意をそらす何かがあること。視線誘導で、本質的な物事から、思考をそらしてしまう。見えていること、今回は、逆に、見えていないこと、でしたが、センサーとなる眼ではなく、実は脳が行っているんだな、と改めて思いました。
しかし、この展示、地震が来たり、イタズラされたりしちゃうと致命的になるかも知れませんし、その設置は、かなり大変だっただろうな、と想像します。
以下の作品は、また後ほど。
14.心音移入
15.1組・2組・3組・4組
16.After Image
17.Home of the Heart I
18.2048
19.MICHELLE: FIND THIS MAN
20.トポグラフィカル・アナロジー
21.新しい過去
22.佐藤雅彦さんに手紙を書こう
2010-10-27
佐藤雅彦ディレクション
『”これも自分と認めざるをえない”展』 を体験してきた
その1
この展示会は高い関心をもっていたけれど、なかなかタイミングと勢いが出ずにズルズルと会期終了間際になっていました。前日に開催された佐藤雅彦さんのトークショーと特別講義を聞いて、非常に刺激を受けて、これは展示会を見ておかないと、と思って、次の日、たまたまタイミングがあった事と雨が振っていて入場者も少ないかもと、少し期待をして、覗いてきました。実際は、覗いたというよりも、午後まるまる使って、見倒してきたというのが正解なぐらい、楽しく、刺激的で、知的なニヤケをさせるような、そんな展示会でした。
まずは、全体を体験しての感想
やはり、自分の好みがあって、ちょっとよく分からないものもあったけれど、全般的に見たり、体験したりして、ネタばらしの解説を読んで、ヤラれた~、って事が多かったと思います。そして、解説を踏まえた上で、再度展示に戻ってみると、確かにそうで、そして、新たに感動というか、感銘のようなものを感じました。
このネタばらしというのが、僕は結構好きで、現代美術と呼ばれる分野の展示会では、それを読む事が前提となっているような気がします。逆に、それを読まないと、よく分からない、というのが正直なところ。作品だけをみて、自分なりに、そういう事か~、と思えるような”眼”がほしいものだなぁ、と思いつつも、大体の所が、よく分からない作品がほとんど。解説を読むという楽しみ方もありだと思うけど、解説なしでも楽しめるような感覚が欲しいものです。
それと、こういう少し考えないと楽しめない展示会の場合、観ているお客さんの反応も興味深いものがあります。特に、今回は属性がテーマになっていて、そういう意識があったのからなのだろうけど。体験型の作品で、整理券が出ないものは1時間とか、待たないといけない。その時の各自の時間の潰し方とか、立ち姿とか、そういうのを改めて意識して見てみると、各自それぞれ個性があるものだと思いました。壁にもたれたり、脚をクロスさせたり、ひたすら友達としゃべっていたり、僕みたいにケータイを見つめていたり。
少し残念だなと思ったのは、学生さんの一団に遭遇したわけですが、彼らの大声での感想が、非常に浅いなぁ、と感じた事。『指紋の池』を見て、「キモ!」とか、「ナニコレ!ナニコレ!」って、興味を持つのはいいのだけど、DQNってこういう態度のことか…、と悲しくなりました。哲学的になれとは言わないけれど、もう少し深く考えてほしいな。反応が脳まで行かずに、眼球で返って来ているような反応は、見ていて将来が不安になりました。これは少し余談。
さて、個々の作品の感想を以下に。
名前、身長/体重(数値は表示されません)、虹彩、腕の動きを登録します。
名前とか、身長とかを登録するのですが、OK/キャンセルのインターフェースボタンもシンプルになっていて、これも一つの作品のように見えました。この説明だったか、「本名を使うと、より結果にグッと来ます」との表現が、面白いなぁと思いました。確かに、本名を使うとグッと来ました。
1.指紋の池
自分の指紋を画面に放流するインスタレーション。
これは事前に何かの記事で、「一度池に放たれると、どれが自分の指紋か分からなくなるが、もう一度呼びだすと、指紋の群れの中から、自分の指紋が戻ってくる」というような説明を読んで、この展示会の趣旨をよく表しているなぁ、思いました。そして、そのイメージが記事だけで浮かんできて、これは、キテる作品だなぁ、と思ったわけですが、実際は、指紋の放流場所と離れた場所に群れが移動していて、ひょこひょこ頑張って泳いても、群れには届かず、とりあえず回収しました。少し期待が高かっただけに残念でした。
2.足形付土版
どこかで発掘された子供の足形を付けた土版の展示。
これはこれで意味があるし、そういう子供の足形をとっていた歴史を考えると、感慨深いものなのに、展示されている場所がちょっと悪い。特に、『属性のゲート』が混んでいると、人にまぎれて気がつかない人も多いんじゃないだろうか。地味だけど、こういうのにも興味を持って欲しいなぁ、と思いました。
これは事前に何かの記事で、「一度池に放たれると、どれが自分の指紋か分からなくなるが、もう一度呼びだすと、指紋の群れの中から、自分の指紋が戻ってくる」というような説明を読んで、この展示会の趣旨をよく表しているなぁ、思いました。そして、そのイメージが記事だけで浮かんできて、これは、キテる作品だなぁ、と思ったわけですが、実際は、指紋の放流場所と離れた場所に群れが移動していて、ひょこひょこ頑張って泳いても、群れには届かず、とりあえず回収しました。少し期待が高かっただけに残念でした。
2.足形付土版
どこかで発掘された子供の足形を付けた土版の展示。
これはこれで意味があるし、そういう子供の足形をとっていた歴史を考えると、感慨深いものなのに、展示されている場所がちょっと悪い。特に、『属性のゲート』が混んでいると、人にまぎれて気がつかない人も多いんじゃないだろうか。地味だけど、こういうのにも興味を持って欲しいなぁ、と思いました。
3.属性のゲート
カメラで体験者の顔を認識して、どう認識されたか結果に応じたゲートが開きます。3つの分岐があります。
これは自分で体験するよりも、体験している人をずっと見ている説明員の方が楽しんでいるかも。技術的な内容が分かっている人は、機械に挑戦するような事をやっているし、笑顔をする人は、日本人には少ないし、自分の意図と違う反応があった時の、体験者の反応も面白いと思う。画像処理のレスポンスが悪いのか、ゲートが動くまでに時間がかかり、その時間が不安になっている人が多かったようです。認識中を示す表示なり、音なりがあった方が、ストレスなく対応出来たかも知れません。
4.Exactitudes
パッと見で似た雰囲気の9人が1グループとして、かなりのグループの写真が壁に展示してあって、横に置いてある、グループ名のプレートを見て、そのグループが何のグループを見て、「分かる分かる~!」っていう感じのインスタレーション。
解説をしっかりと読んでいないので、この各9人に対して、意図的なコーディネイトが入っているのか、不明ですが、まとまった9人が、あまりにも同列的で、ちょっと楽しめませんでした。
これは自分で体験するよりも、体験している人をずっと見ている説明員の方が楽しんでいるかも。技術的な内容が分かっている人は、機械に挑戦するような事をやっているし、笑顔をする人は、日本人には少ないし、自分の意図と違う反応があった時の、体験者の反応も面白いと思う。画像処理のレスポンスが悪いのか、ゲートが動くまでに時間がかかり、その時間が不安になっている人が多かったようです。認識中を示す表示なり、音なりがあった方が、ストレスなく対応出来たかも知れません。
4.Exactitudes
パッと見で似た雰囲気の9人が1グループとして、かなりのグループの写真が壁に展示してあって、横に置いてある、グループ名のプレートを見て、そのグループが何のグループを見て、「分かる分かる~!」っていう感じのインスタレーション。
解説をしっかりと読んでいないので、この各9人に対して、意図的なコーディネイトが入っているのか、不明ですが、まとまった9人が、あまりにも同列的で、ちょっと楽しめませんでした。
5.属性の積算
身長を測る、体重を計る、という2段階を踏むことで、情報を絞り込んで個人を特定していく。そして、その絞り込みの過程を映像として表示するインスタレーション。
初見、身長の計測と影の認識をしているカメラは同じものかと思っていたのですが、身長は別のカメラで計測しているようです。認識された個人はリアルタイムで、体験者の影の上に映像として表示されるのですが、情報の認識結果が少しずつ表示されていくので、その間は、動いちゃダメと思う人が多いようで、じっとしている方が多かったです。僕は試しに、その表示されつつある状態で動いてみたのですが、上手くトラッキングしているようでした。こういう反応をみると、情報の提示の仕方による、人間の行動の制御って難しいなぁと感じました。
この作品は最初に登録した名前が表示されるのですが、登録の名前をハンドルネームのようにされている人も多く、中には笑いを誘うものもあり、その名前が自分に表示されることにテンションが上がっている前述の若い人達…、そういう反応をみて、辟易しました。
身長を測る、体重を計る、という2段階を踏むことで、情報を絞り込んで個人を特定していく。そして、その絞り込みの過程を映像として表示するインスタレーション。
初見、身長の計測と影の認識をしているカメラは同じものかと思っていたのですが、身長は別のカメラで計測しているようです。認識された個人はリアルタイムで、体験者の影の上に映像として表示されるのですが、情報の認識結果が少しずつ表示されていくので、その間は、動いちゃダメと思う人が多いようで、じっとしている方が多かったです。僕は試しに、その表示されつつある状態で動いてみたのですが、上手くトラッキングしているようでした。こういう反応をみると、情報の提示の仕方による、人間の行動の制御って難しいなぁと感じました。
この作品は最初に登録した名前が表示されるのですが、登録の名前をハンドルネームのようにされている人も多く、中には笑いを誘うものもあり、その名前が自分に表示されることにテンションが上がっている前述の若い人達…、そういう反応をみて、辟易しました。
6.座席番号 G-19
小さな入り口から入ると、結構広いスペースに映画館の椅子が一脚、後ろの壁には座席図とそのシートの位置らしき強調。座ると映像が開始され、映画館の様子が写り、人々が着席していく。映像をベースにしたインスタレーション。
整理券が配られていて、人数制限がありました。特に解説文がなく、説明員の方に確認しても、直接の解説はなかったです。カタログに答えはあったのですが、2度目でも分からず。一番モヤモヤした感じを残す作品だと思います。解説を見ると、自分の属性に対する挑戦のようなものを感じましたが、確かに、これは分からなかった。「でしょ?」って作者に言われるような。
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一旦ここまで。以下の作品は後ほど。思った以上に書けるものだ…w。
小さな入り口から入ると、結構広いスペースに映画館の椅子が一脚、後ろの壁には座席図とそのシートの位置らしき強調。座ると映像が開始され、映画館の様子が写り、人々が着席していく。映像をベースにしたインスタレーション。
整理券が配られていて、人数制限がありました。特に解説文がなく、説明員の方に確認しても、直接の解説はなかったです。カタログに答えはあったのですが、2度目でも分からず。一番モヤモヤした感じを残す作品だと思います。解説を見ると、自分の属性に対する挑戦のようなものを感じましたが、確かに、これは分からなかった。「でしょ?」って作者に言われるような。
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一旦ここまで。以下の作品は後ほど。思った以上に書けるものだ…w。
7.覗かれ穴
8.Outline to go
9.lost property わすれもの
10.休憩所
11.ふるまいに宿る属性
12.頭の中の散らばり方
13.金魚が先か、自分が先か
14.心音移入
15.1組・2組・3組・4組
16.After Image
17.Home of the Heart I
18.2048
19.MICHELLE: FIND THIS MAN
20.トポグラフィカル・アナロジー
21.新しい過去
22.佐藤雅彦さんに手紙を書こう
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